食塩だけじゃない!塩・化成品の奥深さ

ナイカイ塩業株式会社(更新チェック)

  • 実は生活のあらゆるシーンで活躍している塩と化成品
  • バズることはなくても、必需品。だからこそ供給責任を果たす

実は生活のあらゆるシーンで活躍している塩と化成品

「塩」と聞くと、スーパーに並んでいる調味料を思い浮かべるかもしれませんが、生活のさまざまなシーンで使われています。例えば、道路の凍結防止剤の塩や、病院で使われている透析用の高純度な生理食塩水もつくっています。

また、当社では海水から塩を作るときに廃液として出るマグネシウムやカルシウムを使った「化成品」もたくさん製品化しています。身近なものでいえば、修正テープやプロテイン、靴底、肥料などにも使われているんですよ。

当社の製品が原料となった商品は、日常生活の中にあふれています。売り場で見かけるとうれしくなり「少し高くてもこちらを買おう」というふうになりますね。

そのほか、工場などでは排ガス(硫黄酸化物)が出ますが、そのままだと環境に悪影響があるため、中和するために水酸化マグネシウムを使います。そういった環境を守るために必要な製品もつくっています。

バズることはなくても、必需品。だからこそ供給責任を果たす

当社は江戸時代から192年間、一貫して製塩業に取り組んできた会社です。塩も化成品もつくっている会社というのは実は珍しくて、さらに不動産事業として塩田跡地など地域開発事業に取り組んでいる会社は、まさにオンリーワンといえると思います。

塩はバズることはないけれど、生活になくてはならない必需品。人口が減ってるので使われる量は減ってきてはいますが、「明日から塩、買えません」となると、皆さん困ってしまいますよね。当社は供給責任を果たしていくことを脈々とやってきた会社だからこその安定感があります。私は長崎出身ですが転職は考えたことがないですし、これからもここで働き続けたいです。

エンドユーザーの手にわたる商品のメーカーではないので社名が表に出ることは少ないですが、何をつくるときでも土台となる原料は必要です。ちょっとおおげさかもしれませんが、その土台をつくっていることを誇りに思いながら仕事をしています。


(吉田 諒一)

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